Gmail連携

Mautic 2.2.1(16年11月10日現在)に置いて、Gmailから送信したメールをChrome拡張機能を用いて追跡することができます。追跡する内容は次の通りです。

  • 追跡対象は、Gmailから送信したメールのみ
  • Mauticのコンタクトには、コンタクトに登録されている人にメールを送信したという行動のログが記録される
  • Chromeツールバーから、Mauticを開いていなくても、直近にどういった操作・行動を行ったか確認可能
  • 送信メール本文は記録されていない

1.Mautic側の準備

始めに、Mauticに管理者としてログインし、プラグイン画面から、「Gmail」のアイコンをクリックします。

MauticにおけるGmailプラグインの設定画面が表示されます。「公開」に「はい」を選択し、「Gmail Extension Secret」に任意の文字列を英数字で入力します。

2.ChromeにMautic用拡張機能を追加

Gmail連携を使用するには、WebブラウザとしてChromeを用意する必要があります。もし、会社がChromeを許可してくれない場合は、会社が企業向けのバージョンを知らないだけかもしれません。会社がコントロールできる企業向けChromeをこちらからダウンロードできます。

ChromeにMautic用拡張機能を導入する方法は、2つあります。

  1. 消費者向けChromeと同じく、[Chromeウェブストア]を使う方法。各ユーザーが自力で導入する場合に向きます。
  2. 情報システムの管理者が、G Suite(旧Google Apps)あるいは、Active Directoryを用いて、多数の社員に一括インストールする場合です。

ここでは、1つ目の方法で、Mautic用拡張機能を導入し、設定します。 Chromeウェブストアで、「Mautci Helper」と検索し、[CHROMEに追加]をクリックします。インストール後、Mautic Helperの設定画面が新しいタブで開きます。

Mautic Helperの設定画面では、「Enable checking for events」「ON」とし、先ほどのMautic環境のURLを「Mautic URL」に入力します。入力後、Mauticロゴが表示されれば正しく入力できたことを示しています。 また、「Mautic Secret」には、先ほど入力した「Gmail Extension Secret」と同じ値を入力します。

Refresh intervalは、そのままで良いでしょう。

3.動作確認

Gmailの新規作成画面を開き、メールを作成します。作成後、赤枠部分が表示されているはずですから、チェックを入れ、メールを送信します。

このチェックが入っていることで、Mauticに送信先メールアドレスが登録済みであれば、既存のコンタクトにメールを送信したことが記録され、新規コンタクトであれば、コンタクトにメールアドレスのみ新規顧客として登録、メールを送信したことが記録されます。

登録されたコンタクトを開くと、下図のようにログが表示されます。さらに赤枠のメールアイコンをクリックすると詳細情報が表示されます。

また、ChromeツールバーにもMauticロゴが表示されているはずです。Mauticロゴをクリックすると直近の活動を参照することができます。

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